AI壁打ちプロンプトの教科書|企画書が3分で完成!コピペOKの実践事例集

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山積みの書類に埋もれて頭を抱えるスーツ姿のアキ部長と、デジタル空間で余裕の笑みを浮かべる神AIのイラスト。二人の間で、悩みの種がデジタルの壁に当たって跳ね返り、光り輝く完成した企画書に変わる様子が描かれている。
アキ部長

あぁぁ…もうダメだ…。

明日までに『完全乾燥サブレ(パーフェクト・ドライサブレ)』の新販路開拓の企画書を出せって言われたけど、頭が真っ白だ。

若者に売る」くらいしか思いつかん!

誰か相談相手がいれば…でも部下に聞いたら「部長、またですか?」って呆れられるし…。詰んだ…。

AI神さま

情けないのう、アキよ。

昭和の遺物のような悩み方じゃ。
今は2026年じゃぞ?

その「ふんわりした思いつき」こそ、ワシ(AI)との「壁打ち」で最強の企画に化ける宝の山なんじゃ。

3分で終わらせて、サウナに行くぞ。

アキ部長のように、「アイデアはあるけど形にならない」「誰かに相談したいけど相手がいない」と悩む営業職の方は多いはず。

そんな時こそ、AI(GeminiやChatGPT)との「壁打ち」が解決策になります。

この記事では、思考整理が苦手な人でもコピペで使える「AI壁打ちプロンプト」の型を、2026年最新のGemini 3 Proの機能を踏まえて徹底解説します。

この記事でわかること
  • なぜ、優秀な人ほどAIを「検索」ではなく「壁打ち」に使うのか?
  • 【コピペOK】思考を強制的に言語化させる「魔法のプロンプト5選」
  • ダメな壁打ち vs 良い壁打ちの決定的な違い
  • 『完全乾燥サブレ』がバカ売れする企画書に変わるまでの実演プロセス
目次

AI壁打ちプロンプトとは?思考整理が苦手な人ほど使うべき理由

アキ部長

壁打ちって、テニスの練習か?

俺はAIに「サブレの売り方を教えて」って検索してるけど、当たり障りのない回答しか返ってこないぞ?

AI神さま

それは「壁打ち」ではなく「質問」じゃ。

お主の質問が浅いから、ワシも浅い答えしか返せんのじゃよ。

壁打ちとは、「未完成の思考を投げつけ、AIに整理・深掘り・反論させて、自分の脳みそを拡張すること」じゃ。

なぜAIは最強の壁打ち相手なのか

かつて、企画の相談といえば上司や同僚にするものでした。

しかし、人間相手だと「で、結論は?」と詰められたり、相手の時間を奪う罪悪感があったりします。これを「社会的コスト」と呼びますが、AI相手ならこのコストはゼロです。

AI(特に最新の高性能モデルや有料プランなど)は以下の特徴を持っています。

  1. 心理的安全性: どれだけトンチンカンなことを言っても、絶対に怒らないし呆れない。「こんなこと聞いたら恥ずかしい」というメンタルブロックを外せます。
  2. 24時間即レス: 深夜2時に思いついたアイデアも、その場で議論できる。脳がホットな状態のまま思考を深められます。
  3. 多角的な視点: 「女子高生目線で」「厳しい投資家目線で」「スティーブ・ジョブズならどう考える?」など、人格を自由に変えてフィードバックをもらえます。
  4. メタ認知の補助: 自分が何を考えているのかわからない時、AIに「私の言いたいことを要約して」と頼むことで、客観的に自分の思考を見つめ直せます。

特に、最新のGemini 3 Proなどのモデルは「推論能力」が飛躍的に向上しており、こちらの意図を汲み取って「それって、こういうことですよね?」と逆提案してくれます。

多くの人が失敗する「一問一答」と「壁打ち」の決定的な違い

多くの人がAIに失望するのは、使い方が間違っているからです。

項目失敗する「一問一答」成功する「壁打ち」
スタンスAIを「検索エンジン(Google検索の代わり)」扱いAIを「優秀な部下・参謀・コーチ」扱い
プロンプト「◯◯の売り方を教えて」「◯◯を売りたいが悩んでいる。一緒に考えて」「私に質問して
情報の流れAI → 人間(一方通行)人間 ⇄ AI(双方向のラリー)
ゴール正解をもらって終わり対話を通じて自分の思考をクリアにする

重要ポイント:

AIに答えを求めないでください。

AIには「問い」を立てさせ、あなたの脳内にある答えを引き出させることができます。

なぜなら、人間は「質問される」ことで初めて深く思考できる生き物だからです。

【コピペOK】AI壁打ちプロンプトの鉄板フレームワーク5選

アキ部長

理屈はわかった!

でも、具体的にどう打てばいいんだ?

キーボードを打つ指が震えて止まらん!

AI神さま

震えるな。

以下のプロンプトをそのままコピペして、空欄を埋めるだけじゃ。
状況に合わせて使い分けるのじゃぞ。一つひとつ、なぜ効くのかも解説してやる。

1. 【深掘り型】曖昧なアイデアを具体化する「5W1H質問」

「なんか良いこと思いついた!」というレベルの時に最適です。自分のアイデアがいかに「穴だらけ」かを痛感しつつ、強制的に具体化させられます。

■このプロンプトの狙い

  • いきなり答えを出させず、「質問」させることで人間の思考を引き出す。
  • 「1つずつ」と指定することで、情報の洪水にならず、チャット形式でリズミカルに答えられる。
あなたはプロの編集者です。 

私は今、【完全乾燥サブレの新販路(ここにテキストを入力)】について考えていますが、アイデアが漠然としています。 私の思考を整理するために、私に対して「5W1H」に基づいた質問を1つずつ行ってください。 

私が回答したら、さらに深掘りする質問を続けてください。 これを5回繰り返した後、最後に企画案としてまとめてください。

まずは1つ目の質問をお願いします。

2. 【視点切り替え型】顧客・上司・競合になりきってもらう

自分一人で考えていると視野が狭くなり、「売り手都合」の企画になりがちです。

最近のAIは「なりきり(ロールプレイ)」の精度が非常に高いので、仮想の「敵」や「顧客」を作って壁打ちします。

■このプロンプトの狙い

  • 「忖度は不要」と明記することで、AI特有の「過剰な丁寧さ」を排除し、リアルなダメ出しを引き出す。
  • 自分では気づけない「顧客の不満」をシミュレーションする。
あなたは【辛口の40代女性バイヤー(ここにテキストを入力)】になりきってください。 私が提案する【完全乾燥サブレ(ここにテキストを入力)】に対して、購入しない理由や懸念点を容赦なく指摘してください。 

忖度は不要です。辛辣な意見をお願いします。

■私の提案 【口の中の水分を全て奪う、究極のパサパサ感が売りのサブレです。水と一緒に食べるのが最高です(ここにテキストを入力)】

3. 【批判・反論型】企画の穴を事前につぶす「鬼上司シミュレーション」

会議で突っ込まれそうなポイントを洗い出します。

これをやっておくと、本番の会議がイージーモードになります。「AI上司」に一度ボコボコにされておけば、現実の上司への対策は万全です。

■このプロンプトの狙い

  • 論理的欠陥(ロジックの飛躍)を指摘させる。
  • 単なる批判で終わらせず、「改善案」もセットで出させることで、企画のブラッシュアップを自動化する。
今から私が企画の概要を話します。 あなたは論理的で厳しい「鬼上司」として、私の企画の論理的欠陥、リスク、コスト対効果の曖昧さを厳しく指摘してください。 その後、その欠陥を補うための建設的な改善案も提示してください。

■企画概要 (ここにテキストを入力)

4. 【構造化型】散らかったメモを論理的な文章に整える

音声入力で適当に喋った内容や、箇条書きのメモを清書させる時に使います。

最新のGemini for Google Workspaceを使っているなら、ドキュメントに貼り付けて「これを整理して」と言うだけでOKです。

■このプロンプトの狙い

  • MECE(漏れなくダブりなく)を意識させる。
  • 読み手(決裁権者)を指定することで、その人に刺さる言葉選びをさせる。
以下の【散らかったメモ】を、論理的な構成(結論・理由・具体例・まとめ)に整理し直してください。 

読み手は【決裁権を持つ役員】です。 専門用語は使わず、わかりやすい言葉に変換してください。 また、足りない要素があれば「追記すべき項目」として指摘してください。

■散らかったメモ (ここにメモをベタ貼り)

5. 【Gems活用型】自分専用の「壁打ちパートナー」を作る

Google Geminiには「Gems(ジェム)」というカスタムAI機能が標準搭載されています。

「私のビジネスの前提条件」を事前に覚え込ませたGemsを作っておけば、毎回前提条件を入力する必要がなく、プロンプトは一言で済みます。

■Gems設定のポイント

役割(Role)だけでなく、制約事項(Constraint)を入れるのがコツです。「ですます調禁止」「常に3つの案を出す」などを設定しましょう。

Gemsの設定例(Instructions):

あなたは私の専属マーケティングコーチです。 私の会社は「中小菓子メーカー」、商品は「ニッチな食感のサブレ」です。 私はITが苦手なので、専門用語(KPIやROIなど)を使わず、常に「明日からできる具体的なアクション」を提案してください。 回答は短く、箇条書きを多用してください。

これを作っておけば、「サブレの新しいキャッチコピー考えて」と打つだけで、文脈を完璧に理解した回答が返ってきます。

実践!『完全乾燥(パーフェクト・ドライ)サブレ』を売るためのAI壁打ちプロンプト実演

アキ部長

よし、型はわかった。

実際にやってみるぞ。

この「口の中が砂漠になるサブレ」、どうにかして売れる企画にしてくれ!

AI神さま

その特徴、逆に武器になる匂いがするのう。

「深掘り型」で壁打ちを開始するぞ。見ておれ。

ステップ1:現状の悩みと前提条件をAIにインプットする

まずはAIに「お題」を投げます。

Geminiを開き、マイクボタンを押して(Gemini Live機能)、音声で話しかけるのも有効です。タイピングより音声の方が、思考のスピードを落とさずに情報を吐き出せます。

▼アキ部長の入力

「完全乾燥サブレ」という、とにかくパサパサで口の水分を持っていかれるお菓子があるんだ。 これを売りたい。ターゲットは決まってない。 弱点は「喉が渇くこと」。強みは「日持ちすること」と「素材が良いこと」。 一緒にターゲットと利用シーンを考えてくれ。質問してくれ。

ステップ2:AIからの「逆質問」で潜在ニーズを言語化する

ここが壁打ちのハイライトです。

AIの質問によって、アキ部長自身も気づいていなかった「商品の価値」が発見されます。

Geminiの回答例:
「口の水分を完全に持っていかれる」という強烈な個性を、あえて「それが必要な理由」に変換する4つのターゲット戦略を提案します。

  1. 【カフェ・朝食層】飲み物に浸して完成する『ビスコッティ戦略』
    • コーヒーやホットミルクに「ドボン」と浸すことを前提にする。
    • 「世界一、コーヒーを吸い込むサブレ」として、水分を吸った瞬間の激変する食感を売りにする。
  2. 【アウトドア・防災層】軽くて腐らない『究極の行動食』
    • 水分がない=「軽い」かつ「日持ちする」。
    • 登山家やキャンパー向けに、リュックに入れっぱなしにできる高カロリーな「美味しい備蓄」として提案。
  3. 【お酒好き・バー】味覚をリセットする『パレットクレンザー』
    • 脂っこい料理の後に食べ、口の中を完全に乾燥させてリセットする。
    • 次の一杯(ワインやウイスキー)を鮮烈に味わうための「舌の準備運動」として。
  4. 【デスクワーカー】休憩を強制する『強制リフレッシュ菓子』
    • 「食べると必ず水を飲みたくなる」生理現象を逆手に取る。
    • 忙しい仕事中に、強制的に水分補給と深呼吸のタイミングを作るためのツール。

戦略を絞り込むために、以下の3点を教えてください

  1. 味の方向性は?(素朴な小麦味? 濃厚バター? スパイス系?)
  2. 硬さは?(瓦せんべいのように硬い? 落雁のように崩れる?)
  3. 価格帯は?(コンビニで買える日常菓子? 箱入りの贈答用?)

この3つの質問(味・硬さ・価格)の答えによって、どの戦略が一番「売れる」か判断しやすくなります。いかがでしょうか?

アキ部長

おおっ? なるほど…。

確かに牛乳と一緒に食べると、口の中で溶けて最高に美味いんだよな。
あと、最近の若いもんはカフェラテとか飲むだろ? あれに合うかも!

▼アキ部長の回答

牛乳やカフェラテだ! 浸して食べると美味いんだ。この食べ方を広めたい。

Geminiの回答(深掘り):

なるほど、「浸して食べる(ダンキングする)」というスタイルですね。

ではもう一つ質問です。 その「カフェラテに浸して食べる時間」を最も求めているのは、どんなシチュエーションの人でしょうか? 例えば、忙しい朝の朝食代わり? それとも午後の優雅な休憩?

アキ部長

うーん、優雅というよりは、仕事中に小腹が空いた時かな…。 パソコン作業しながら、片手で食べられると嬉しいかも。 でも粉が落ちるのは嫌だな。

▼アキ部長の回答

仕事中のオフィスワーカーだ。片手でエネルギーチャージしたい人。

ステップ3:対話を繰り返して「企画書」として出力させる

数回のやり取りの後、アキ部長の脳内には「カフェ専用サブレ」というコンセプトが生まれました。

最後にこれをまとめさせます。

▼アキ部長の入力

ここまでの話をまとめて、企画書の骨子を作って。 タイトルはキャッチーに。ターゲットは「カフェで作業するノマドワーカー」。 弱点の「パサパサ」は「ドリンクが進む」というメリットに変換して。

Geminiの出力(抜粋):

企画名: ドリンク売上を倍増させる「魔法の吸水サブレ」導入のご提案

キャッチコピー: 3秒でカフェラテが消える!? 悪魔的口溶け体験。

ターゲット: カフェで長時間滞在し、2杯目のドリンクを頼むか迷うビジネスパーソン

導入メリット: サブレの乾燥感がドリンクの追加注文(2杯目)を誘発し、客単価を向上させる。

アキ部長

す、すげぇ…!

「パサパサで喉が渇く」という欠点が、「ドリンクの追加注文を誘発する」というカフェ側のメリットに変わった!

これなら提案できるぞ!

AI壁打ちプロンプトの精度を極限まで高める3つのコツ

AI神さま

どうじゃ。
これが「壁打ち」の威力じゃ。

最後に、さらに精度を上げるためのプロの技を伝授しよう。ここを知らないと、AIの回答はいつまで経っても「平均点」止まりじゃ。

1. 一度で終わらせない。「続けて」「具体的に」が魔法の言葉

AIの最初の回答は、いわば「挨拶」のようなもので、安全パイを投げてくることが多いです。

そこからが本番です。以下の「追加指示(リテイク)」を投げかけることで、AIの本気を引き出せます。

  • 「もっと意外性のあるアイデアを出して」 → 常識の枠を外させる
  • 「その理由を中学生でもわかるように説明して」 → 難解なロジックを噛み砕かせる
  • 「具体的にどんな手順で進めればいい?ステップバイステップで教えて」 → 行動計画に落とし込む
  • 「他には?あと10個出して」 → 数の暴力でアイデアの枯渇を防ぐ

このように、納得いくまで何度でもリテイクを出しましょう。

AIは疲れませんし、文句も言いません。

2. Google Workspace連携なら資料の読み込ませも一瞬

会社でGoogle Workspaceを活用されている場合は、資料をいちいちテキストでコピペする必要はありません。

「@Google Drive 過去のサブレ販売データ.pdf を参照して」とメンションするだけで、GeminiはあなたのGoogleドライブ内のデータを読み込んで回答してくれます。

  • 過去の議事録
  • 競合の調査データ(PDF)
  • 社内の商品スペック表(スプレッドシート)

これらを読み込ませて壁打ちすれば、一般論ではない、より自社に特化した具体的な回答が得られます。

これは他の生成AIにはない、Geminiならではの強力な武器です。

3. 情報の嘘(ハルシネーション)とセキュリティ対策

AIは嘘をつくことがあります(ハルシネーション)。

また、企業データの扱いにも注意が必要です。

  • ハルシネーション対策: 数字や固有名詞は必ず裏取りをする。「この情報のソース(URL)を教えて」と聞くのも有効です。
  • セキュリティ対策: 無料版のツールでは、入力したデータがAIの学習に使われる可能性があります。

    企業で使う場合は、「Google Workspace Business plus」などの学習データに使われないプランを利用するか、個人名は伏せ字にする(例:A社、B部長)などのリテラシーが必須です。

壁打ちはあくまで「思考の補助」です。

AIが出した企画書をそのまま会議に出すのではなく、最後にあなたの「熱意」と「責任」を乗せることで、初めて魂の入った企画書になります。

まとめ:AI壁打ちプロンプトは「第2の脳」。今すぐ対話を始めよう

まとめ画像に使うサラリーマンと神様が笑顔でグッドポーズをしている画像

ありがとう神さま!

アキ部長

俺、この企画書を持って会議に行ってくるよ。

なんか初めて、会議が楽しみになってきた!

AI神さま

うむ。その意気じゃ。

AIはツールに過ぎん。それを使うお主の「どうにかしたい」という想いこそが最強のエンジンなんじゃよ。

失敗してもまたここで壁打ちすればよい。

【本記事のポイント】

  • AI壁打ちは「質問(検索)」ではなく「対話(思考の拡張)」である。
  • 「5W1H深掘り」や「ロールプレイ」のプロンプトを活用し、自分にない視点を取り入れる。
  • 2026年のGeminiは、Googleドライブ連携やGems機能でさらに便利に。
  • 欠点をメリットに変えるアイデアは、壁打ちによる「視点の転換」から生まれる。
  • 最終的な責任と熱意を持つのは人間。AIはそのための滑走路を作ってくれる。

あなたも今すぐ、Geminiを開いて「ちょっと相談があるんだけど」と話しかけてみてください。

その一言が、あなたの仕事を劇的に変えるはずです。

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