こんにちは!「AIライフ探求部(タンキュー部)」部長のアキです。
このブログは、「AIで、時間に余白を。人生に遊び心を。」をテーマに、40代からの人生の後半戦をAIという最高の相棒と人生を豊かにする方法を探求していく、大人のための部活動をテーマにしたブログです。
このブログで得られること:
この部活動では、例えばこんな未来を目指しています。
- 趣味や日々の暮らしを、AIでもっと面白くするアイデア
- 仕事や雑務をAIで効率化し、自分の時間を増やすヒント
- AIを活用して、心と体を賢く、楽に管理する方法
- AIを相談相手に、お金の不安を解消し、賢く備える知識
どうぞ、ゆるやかにお付き合いください。
さて、今回の活動報告は、僕たち40代ビジネスパーソンにとって、長年の相棒であり、時に頭を悩ませるあの表計算ソフト…そう、Excelがテーマです。
特に、VLOOKUPだのIFだの…複雑な関数を前に「うわ、もう無理!」と、そっとファイルを閉じた経験、ありませんか?(僕は何度もあります…)
そんな時、藁にもすがる思いで「そうだ、Geminiに聞けばいいんだ!」と質問してみるものの…
▼こんな経験ありませんか?
- 返ってきた関数が、なぜかエラーになる(#N/A地獄…)
- 説明が専門的すぎて、余計に混乱する
- 結局、ネットで検索し直したり、同僚に聞いたりして時間が溶ける

僕も最初は全く同じ失敗を繰り返していました。「Geminiも大したことないな…」なんて、完全に自分の聞き方が悪いことを棚に上げて、ふてくされたりもしました(笑)
でも、ある時気づいたんです。AIは超優秀ですが、エスパーではない、と。僕たちの頭の中にあるExcelシートの状況や、「こうしたいんだけどな…」という細かいニュアンスまでは、当然読み取れません。
しかし、ご安心ください。試行錯誤の末、ついに見つけ出したんです。AIを混乱させず、一発で的確な答えを引き出す「聞き方の正解」を。
今回は、僕がたどり着いた、40代文系でも失敗しないための3つの黄金ルールを、具体的な失敗例と成功例を交えながら、余すところなくご紹介します!
▼この記事でわかること
- AIに関数を聞いても、なぜか上手くいかない根本的な原因
- Geminiが一発で正しい関数を教えてくれる「魔法の聞き方」3つのコツ
- そのままコピペOK!具体的な「良い質問」と「悪い質問」の比較
- Excel作業のストレスが激減し、一瞬で終わる未来
失敗しないための「聞き方の正解」3つの黄金ルール
ルール①:「表の地図」を渡すべし!
これが最も重要で、ほとんどの人がやっていないミスです。僕たちはExcelの画面を見ながら質問を考えますが、Geminiはその画面を見ていません。
だから、「〇〇をしたい」という目的だけでなく、「どんなデータが、どの列にあるのか」という“表の地図”を、最初に具体的にテキストで教えてあげる必要があります。
【具体的な例】
例えば、こんな売上リストがあったとします。 (ここにExcelの表のスクリーンショットを挿入するのがおすすめです)
A | B | C | D | E | |
1 | 日付 | 担当者 | 商品名 | 数量 | 売上金額 |
2 | 4/1 | 鈴木 | リンゴ | 10 | 1,500 |
3 | 4/1 | 田中 | バナナ | 20 | 2,000 |
4 | 4/2 | 鈴木 | リンゴ | 15 | 2,250 |
この表から「鈴木さんのリンゴの売上合計」を知りたい時、どう聞けばいいか。
【ありがちな失敗プロンプト(悪い聞き方)】
担当者が「鈴木」で、商品名が「リンゴ」の売上合計を出す関数を教えて。
これだと、AIは「『鈴木』はどこ?『リンゴ』はどこ?『売上合計』ってどの列?」と完全に迷子になってしまいます。
【聞き方の正解(良い聞き方)】
以下の構造のExcelシートがあります。
- シート名: 売上リスト
- B列: 担当者名
- C列: 商品名
- E列: 売上金額
この条件で、B列が「鈴木」かつC列が「リンゴ」である行の、E列の数値を合計する関数を教えてください。
どうでしょう?これならAIが迷う余地は全くありませんよね。最初に「表の地図」を渡す。たったこれだけで、回答の精度が劇的に変わります。
ルール②:「あいまいな言葉」を「セルの番地」にすべし!
次に、質問文の中から「あいまいな言葉」を徹底的になくしていく作業です。
「表の地図」を渡した上で、さらに具体的なデータ範囲を「セルの番地」で指定してあげると、AIは「ここからここまでを見ればいいんだな」と、作業範囲を正確に理解できます。
【ありがちな失敗プロンプト(悪い聞き方)】
担当者名の中から「鈴木」を探して、売上金額を合計して。
これだと、データの範囲が不明確です。
【聞き方の正解(良い聞き方)】
B列(B2:B100)が「鈴木」であり、かつC列(C2:C100)が「リンゴ」である行の、E列(E2:E100)の数値を合計する関数を教えてください。
面倒くさがりの僕としては、つい言葉で済ませたいところですが…ここが一番のキモです!具体的な「番地」で指示を出すことで、AIはSUMIFS関数あたりを正確に返してくれるはずです。
ルール③:「関数だけ」ではなく「解説付き」で要求すべし!
最後のコツは、お願いの仕方です。ただ「関数を教えて」と聞くだけでは、応用が利きません。コピペして終わり、ではいつまで経ってもExcelが苦手なままです。
ここでのポイントは、「①コピペできる関数そのもの」と「②その関数が何をしているかの丁寧な解説」をセットでお願いすることです。
【聞き方の正解(プロンプトの締めの一文)】
上記の条件を満たすExcel関数を、そのままコピー&ペーストできる形式で提示してください。 また、その関数がどのような処理をしているのか、Excel初心者にも分かるように、引数ごとにステップバイステップで解説してください。
こうすることで、ただ関数をコピペして終わり、ではなく、「なるほど、この部分は範囲を指定してて、こっちが検索条件なのか」と、自分自身の学びに繋がります。
次に似たような作業が出てきても、自分で応用できるようになるので、結果的に一番の時短になるのです。
まとめ|AIへの「聞き方」が変われば、Excelは“ただの作業”に変わる
今回は、僕が探求したGeminiへの「Excel関数の聞き方の正解」を3つの黄金ルールにまとめてご紹介しました。
▼聞き方の正解 まとめ
- ルール①:「表の地図」を渡すべし!
- ルール②:「あいまいな言葉」を「セルの番地」にすべし!
- ルール③:「関数だけ」ではなく「解説付き」で要求すべし!
Excelの関数って、それ自体が目的ではなく、あくまでデータを整理するための「手段」ですよね。そこに何時間も頭を悩ませるのは、正直もったいない。
AIへの聞き方を少しだけ工夫して、面倒な作業はサクッとAIに任せてしまう。そうやって生まれた「時間の余白」で、もっと創造的な仕事に取り組んだり、定時で帰って趣味の時間を楽しんだりする。
それこそが、僕たち「AIライフ探求部」が目指す姿です。
「関数アレルギー」だったあなたも、ぜひこの3つの黄金ルールを試して、Excelをただの作業に変えてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!