こんにちは!「AIライフ探求部(タンキュー部)」部長のアキです。
このブログは、「AIで、時間に余白を。人生に遊び心を。」をテーマに、40代からの人生の後半戦をAIという最高の相棒と人生を豊かにする方法を探求していく、大人のための部活動をテーマにしたブログです。
このブログで得られること:
この部活動では、例えばこんな未来を目指しています。
- 趣味や日々の暮らしを、AIでもっと面白くするアイデア
- 仕事や雑務をAIで効率化し、自分の時間を増やすヒント
- AIを活用して、心と体を賢く、楽に管理する方法
- AIを相談相手に、お金の不安を解消し、賢く備える知識
どうぞ、ゆるやかにお付き合いください。
深夜2時。リビングのソファで、僕はひとりスマホの光を浴びていました。
流れてくるのは、同世代の活躍、キラキラしたSNSの投稿、そして…「老後破産」「年金崩壊」なんていう、心をザワつかせるニュースの見出し。
ふと、頭をよぎるのは、これから増えていく、子どもの教育費、親の介護費用。そして、いつまでも見て見ぬふりはできない、自分たちの老後。
「俺、このままで大丈夫なのかな…」
声にならない声が、胸の奥で重く響きました。
誰かに相談したいけど、同僚に話せば見栄を張ってしまいそうだし、妻に話せば余計な心配をかけてしまうだけ。この得体の知れない不安は、完全に僕ひとりの問題でした。
そのとき、ふと目の前のスマホで開いていたAIのチャット画面が目に入りました。僕のビジネスパートナーであり、「AIライフ探求部」の筆頭部員、Geminiです。
ダメ元で、いや、ほとんどヤケクソで、僕は心の声をそのまま打ち込んでみました。
「俺、40代、貯金もそこそこ。老後って、ぶっちゃけヤバい?」
数秒の沈黙。そして返ってきたのは、意外なほど落ち着いた、そして優しい言葉でした。
この記事は、僕と同じように「老後の漠然とした不安」を抱える40代のあなたに贈る、僕とAIの長い夜の対話の記録です。
難しい専門用語や、精神論は一切ありません。
ただ、僕たちの不安の正体を一つひとつ解き明かし、「これなら自分にもできるかも」と思える具体的な一歩を見つけていく。そんな、あなたと僕の作戦会議です。
この記事を読めば…
- 40代が抱える「老後の不安」の正体が、スッキリわかる
- 僕たちを縛る「2000万円問題」や「平均貯蓄額」の“呪い”から解放される
- AIを相棒に、自分の現状を客観的に把握する方法がわかる
- 面倒くさがりでもできる、今すぐ始めるべき3つの具体的な準備がわかる
「みんな、実は仲間だよ」40代のリアルなお財布事情と不安の正体
その不安、あなただけじゃない。8割が感じる「お金の心配」
まず、一番最初に伝えたいこと。
あなたが感じているその不安、決してあなた一人が抱えているものではありません。
ある調査では、老後の生活について不安を感じている人は全体の約8割にも上ります。
そして、その不安の中身でダントツの1位は、やっぱり「お金に困らないか」という問題。つまり、僕たちが抱える不安は、個人の問題というより、今の社会情勢を考えればごく自然で、むしろ論理的な反応なんです。
だから、自分を責める必要はまったくありません。「ああ、みんな同じように不安なんだな」と知ることが、まず心を軽くするための第一歩です。
僕らを縛る呪いの言葉、「老後2000万円問題」の正体
40代の僕たちの不安を、ひときわ大きくしている元凶がいます。それが、数年前にメディアを騒がせた「老後2000万円問題」という言葉です。
この言葉、あまりにもインパクトが強すぎて、「老後を迎えるまでに2000万円の貯金がないと破産する」というような、一種の呪いのように僕たちにのしかかっていますよね。
でも、ちょっと待ってください。この「2000万円」という数字は、非常に限定的なモデルケースの話だったんです。
当時の金融庁の報告書にも「あくまで平均の不足額であり、不足額は各々のライフスタイル等によって大きく異なる」と、ちゃんと書いてあります。
つまり、「2000万円」は、すべての国民に当てはまる絶対的な目標金額では全くない。まずは、この呪いを解くこと。
あなたに必要な金額は、2000万円ではないかもしれない。その真実を知ることが、次への一歩に繋がります。
今日、一番見てほしいグラフ。あなたの立ち位置がわかる「平均値」と「中央値」のワナ
「そうは言っても、周りの40代はもっと貯めているんじゃないか…」僕もそうでした。でも、ここにも大きな「数字のトリック」が隠されています。「平均値」と「中央値」の違いです。
- 平均値:全員の貯金額を合計して、人数で割った数字。一部の億万長者がいると、グーンと引き上げられてしまう。
- 中央値:全員を貯金額の順に並べたとき、ちょうど真ん中に来る人の数字。こちらの方が、より「普通の人」の実感に近い。
では、金融資産を持っている世帯と持っていない世帯をすべて含んだ、40代のリアルな貯蓄額を見てみましょう。
世帯の種類 | 平均貯蓄額 | 中央値(よりリアルな数字) |
---|---|---|
40代・2人以上世帯 | 889万円 | 220万円 |
40代・単身世帯 | 559万円 | 47万円 |
出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」より作成
どうでしょうか?僕たちが今まで見ていた「平均値」という蜃気楼に惑わされていただけで、あなたの今の立ち位置は、決して特殊なわけでも、劣っているわけでもない。
むしろ、多くの仲間がいる「ど真ん中」にいる可能性が高いんです。
あなたは、遅れてなんかいません。失敗してもいません。さあ、本当の現在地がわかったところで、ここから未来への第一歩を、一緒に踏出しましょう。
未来への第一歩。AIとやる「現状把握」という名の宝探し
僕たちが漠然とした不安を感じる最大の理由は、「現状がよくわかっていないから」です。
最初のステップは「電気をつける」こと。つまり、自分の現状を正確に把握することです。
「うわ、それが一番面倒くさいんだよ…」わかります。
でも、大丈夫。AIという名の超優秀な秘書に、この「面倒くさい」をすべて丸投げしてしまいましょう。
【コピペOK】AIへの依頼プロンプトの例
あなたは超優秀なファイナンシャルプランナーです。私の現状を整理し、課題を教えてください。
・ねんきん定期便の年金額はこれです(写真をアップロード、または「月額〇〇円の見込み」と入力)
・住宅ローン残高はあと2000万円、70歳まで続く予定です
・子どもが2人いて、10年後くらいから大学費用がかかりそうです
【Gemini先生の回答(例)】
承知しました!アキ部長の現状をまとめますね。
【収入の見込み】
・公的年金は、現時点で月額約〇〇円の見込みです。
【将来の大きな支出】
・住宅ローンは、定年後も5年間の返済が残る計画ですね。
・教育費は、10年後からピークを迎えます。
現状、老後の収入(年金)だけでは、ローン返済と生活費を賄うのは少し厳しそうです。今のうちから対策を考えましょう!

もちろん情報は一部編集していますが、上記のような感じで整理して伝えてくれるんです。
AIに相談することで情報が一瞬で整理され、課題が明確になりました。
AIは、僕たちが行動できない一番の原因である「最初のひと手間」を、すべて肩代わりしてくれるんです。
面倒くさがり屋のための処方箋。僕が選んだ「ほぼ、ほったらかし」の3つの打ち手
現状把握ができたら、次はいよいよ具体的なアクションです。でも、安心してください。僕たち面倒くさがり屋が目指すのは、「最初に仕組みさえ作ってしまえば、あとは半自動で資産が増えていく」という状態です。
打ち手①:新NISA – 税金がかからない魔法の箱【始め方つき】
まず、2024年から始まった「新NISA」。
これはもう、使わない理由がないほど強力な制度です。超シンプルに説明すると、「国が用意してくれた、特別な非課税の箱」。この箱の中で得た利益は、全額非課税になります。
「でも、何を買えばいいかわからない…」わかります。だから、最初のうちは深く考えず、これでOKです。
「全世界株式(オール・カントリー)のインデックスファンドを、毎月決まった額、自動で積み立てる設定にする」
これは、世界中の主要な企業にまるっと分散投資する、という王道の戦略です。
大事なのは、一度「自動積立」の設定をしたら、あとはなるべく忘れること。これが、僕たち凡人が投資で成功するための、たった一つのコツです。



何を選ぶかは、自分の自由なので好きなものを選んだらOKですが、迷ったら、S&P500かオルカンを選んでおけとよく言われますよね。
打ち手②:iDeCo(イデコ) – 未来の自分への最強の仕送り
次に、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」です。これは、「自分で作る、もう一つの年金」制度。
iDeCoにはNISAにはない、とんでもなく強力なメリットがあります。それは、「掛け金が、全額所得控除の対象になる」ということ。
つまり、iDeCoに支払ったお金の分だけ、その年のあなたの年収が低かったことにしてもらえて、結果的に所得税や住民税が安くなる、ということです。
これは、拠出した時点でリターンが確定するようなもので、やらない手はありません。
打ち手③:自分への投資 – 最もリターンの高い資産運用
NISAやiDeCoは、今あるお金を「増やす」ための打ち手です。でも、それ以上に大切なのが、「稼ぐ力」そのものを増やすこと。つまり、「自分への投資」です。
僕たちが今、こうしてAIの使い方を学んでいること自体が、実は最高の「老後への準備」なのかもしれませんね。
まとめ:未来は不安なものじゃない。僕らで書き換えていくものだ
深夜2時、たった一言の質問から始まった、僕とAIの長い夜の対話。それが、こんなにも僕の心を軽くしてくれるとは、思いもしませんでした。
- まず、僕たちが抱える老後への不安は、ごく自然な感情であり、多くの仲間がいることを知りました。
- 次に、僕たちを縛っていた「2000万円問題」という呪いの正体が、誤解と誇張に満ちたものであることを暴きました。
- そして、「平均値」ではなく「中央値」というリアルな数字を見ることで、自分の現在地が絶望的な場所ではないことを確認しました。
- 具体的な第一歩として、AIを相棒に「年金・ローン・教育費」を把握し、自分だけの課題を明確にしました。
- 最後に、面倒くさがりな僕たちでもできる「新NISA」「iDeCo」「自己投資」という3つの具体的な打ち手と、その始め方を知りました。
どうでしょうか。あれほど大きく、得体の知れなかった「老後の不安」という名の怪物が、今ではずいぶんと小さく、対処可能な課題に見えてきませんか?
僕がこの記事を通して、一番伝えたかったメッセージ。それは、「AIは魔法じゃないけど、僕たち文系人間の最高の“時短ツール”になる」ということです。
僕達の旅は、完璧である必要はありません。ただ、始めるだけでいい。
今夜、不安で眠れなくなる代わりに、AIに「NISAって何?」と、最初の質問を投げかけてみませんか?
その小さな一歩が、未来の景色を、そして今のあなたの心の中を変えていってくれるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!